もりた眼科クリニック

診療方針

診療方針

眼科検査について

眼科検査は、大変重要です。軽い症状だとしても、思わぬ大病だったりすることもあります。
目の症状よりあらゆる病態を考慮し、

  • 的確な診断・他の疾患との鑑別
  • 治療決定そして治療後のフォロー
  • 副作用発生時の治療前後比較
  • 合併症のケア

など総合的に判断するため、視力検査や眼圧検査をはじめ症状に応じて眼科検査を行っていきます。
検査には少々お時間いただきますが、熟練したスタッフが迅速かつ正確に検査いたします。

特に専門である緑内障に関しては、敏感に対応します。問診票の内容もしくは診察の際に少しでも緑内障の可能性がありそうな場合は、精査を行います。緑内障は治らない病気であり、必ず悪化する病気です。少しでも早期に発見し治療を行うことにより、皆様が安心してお過ごしいただけるよう、日々努めていきたいと思っております。

また、他院受診後に当院を受診された際、「前の眼科で検査したから当院では検査したくない」というご意見をたまに頂戴します。私達が目の状態を把握する上で必要な検査となりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

予約診療は行っておりません(一部の検査予約を除く)

  • 病気や治療方針を詳しく丁寧にご説明させていただいていること。
  • 特に緑内障専門診療においては、問診から検査・診察・治療方針の説明まで時間を要するだけではなく、疾患の特性から急変することもあり、対応に追われてしまうと予約時間を超過してしまう場合があること。
  • 何かお困りの際には、いつでも受診していただきたいという思い。
  • 予約診療のデメリットとして、薬がなくなったのに予約が取れなくて受診ができず、継続治療が途絶えてしまうこと。

上記より、予約診療は行っておりません。
そのため待ち時間が長くなってしまい、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。
できる限りお待たせしないよう努めておりますので、なにとぞご了承ください。

「薬のみ下さい」には対応しておりません

受付で「薬のみ下さい」という患者様がいらっしゃいますが、診察をせずに処方箋を発行することは医師法第20条「無診療治療等の禁止」項目に該当いたします。
当院では、必ず診察室にお入りいただき目の状態を確認後、処方箋を発行いたします。
診察では、目に変わったことがないかを確認すると同時に、患者様の声色や体調なども確認しています。
日々何かしらご不安を抱えながらでは、薬は継続できません。
患者様が心身ともに健康でお過ごしいただけますように、微力ですがサポートさせて頂ければ幸いです。

腫瘤や異物に対する処置・手術は行っておりません

当院では器具や環境が整っておりません故、霰粒腫や角膜異物などの外来処置・外来小手術は行っておりません。

「指定医療機関」について

当院は、「労災保険指定医療機関」および「生活保護法指定医療機関」ではございません。予めご了承の程、よろしくお願いいたします。

ジェネリック(後発)医薬品を推奨しています

ジェネリック医薬品とは

先発医薬品の特許期間が過ぎた後、他の製薬会社が厚労省の審査のもとで先発医薬品と同じ成分・作用・安全性を証明した上で作られた医薬品です。

特徴
  • 安価
    ジェネリック医薬品は「安かろう悪かろう」のようなイメージをお持ちの患者様もいらっしゃいますが、医薬品の開発に必要な費用が先発医薬品よりも少なく済むので安価に設定されています。安価=質が悪いという訳ではありません。医薬品の負担額を減らし、医療費を抑えることにも役立ちます。
  • 欠点を改良
    患者様に「違和感なく」「継続して」医薬品を使用してもらうために、先発医薬品の欠点を改良しているジェネリック医薬品もあります。「目の周りが荒れる」「点眼しにくい」「液だれする」など点眼薬の不具合に対し、ジェネリック医薬品は先発医薬品とは違う種類の防腐剤・添加剤を使用したり、点眼ボトルや中栓(ノズル)の形状を改良し、先発医薬品の欠点をカバーしています。
注意点
  • ジェネリック医薬品がない場合もある
    医薬品によっては、先発医薬品しかないものもあります(特許の条件によります)。
  • 副作用
    副作用は、医薬品の継続を妨げてしまう重要な問題です。問題のないジェネリック医薬品が多い中、先発医薬品よりも副作用の多いジェネリック医薬品もあります。ただ、そもそも先発医薬品でも副作用が出ることもあります。副作用が出るか否かは、医薬品を実際に使用してみないと分かりません。医師や薬剤師の説明をよく聞き、適切な医薬品を使用することをお勧めします。
後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について

令和6年10月から、ジェネリック医薬品が存在する中で患者様が先発医薬品の処方を希望される場合、先発医薬品と後発医薬品の差額4分の1および消費税を薬局で支払うこととなりました。医療費公費負担事業(乳幼児~高校生、難病等)の患者様も同様です。
当院では、ジェネリック医薬品が存在する場合は引き続き一般名処方箋をお出ししますので、予めご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

コンタクトレンズについて

  • 当院では、コンタクトレンズの販売およびコンタクトレンズ処方箋の発行はしておりません。
  • コンタクトレンズ検査料と、一般眼科検査料の違いについて

    コンタクトレンズ検査料とは、コンタクトレンズの装用を目的に受診した方に対して眼科検査を行った際に計算される診療報酬(医療費)です。

    コンタクトレンズ検査料は、

    • クリニックにおけるコンタクトレンズ処方の割合で医療費が異なること
    • 一回でも受診歴があれば、次の受診までどれだけ期間が空いても初診ではなく再診扱いになること

    が特徴です。

    当院をはじめコンタクトレンズを扱わない一般眼科では、

    • 同じ内容の眼科検査でも、コンタクト検査料とは全く異なる計算に基づいた医療費になること
    • 一定期間受診がない場合は、初診扱いになること

    が相違点となります。

    上記ご注意の上、ご受診下さい。